Inter BEE 2006 レポート


(2006/11/15)
Inter BEE2006 国際放送機器展
(Inter BEE 2006 : International Broadcast Equipment Exhibition 2006)
2006年11月15日~17日

幕張メッセ にて

ローランド

VC-300HD
▲マルチフォーマット・コンバーター VC-300HD

ローランドブースでは4月のNAB2006でも出展されていた、マルチフォーマット・コンバーター VC-300HDなどが展示されていた。NAB2006では別の製品だったDVI対応ブレークアウトボックスDVI-200HD/DVI-300HDがVC-200HD/VC-300HDに統合され、今回展示されていたVC-300HDにはDVIの入力と出力が装備されていた。その分、価格は当初の予定より高くなり、VC-300HDが100万円くらい、VC-200HDが80万円くらい、とのことだった。

また、年内とされていた発売時期も来年にずれ込む模様で、詳細な仕様や価格(オープン価格になるのかも含めて)も確定していないという。

メーカー側でも、どこまでの機能を盛り込んでいくらにするのか、まだ決めかねている様子だった。

会場ではソニーのHDCAMレコーダーHDW-250のHD-SDI出力をVC-300HDに入力して、HDV出力をHVR-M25Jに入力し、HVR-M25Jのコンポーネント出力をもう1つのVC-300HDに入力し、そのHD-SDI出力をモニタに出力して変換前の映像と比較するデモを行っていた。わざわざ2回も変換を行う展示を行うということは、それだけ画質には自信があるということなのだろう。(下図参照)

そのコストパフォーマンスの良さから映像制作の現場にはHDVが浸透してきている一方でHDV”“変換できるコンバーターは非常に少なく、単体でアナログコンポーネント/RGB信号をHDVに変換できるものに至っては皆無であり、VC-200HD/VC-300HDは貴重な存在といえる。できるだけリーズナブルな価格で発売してほしいものだ。

VC-300HD展示のブロック図
【図1】VC-300HD展示のブロック図

ソニー

SONY
▲ソニーのHDニュース制作ソリューションと題したワークショップが設けられていた

映画「UDON(うどん)」がソニーのHDCAM SRを使って撮影されたということで、ブース内に映画のセットが設置され、その場で撮影した映像を会場内のディスプレイに映すデモが行われていた。また、その隣のスペースにはワークショップが設けられ、ノンリニア編集システム「XPRI NS」でXDCAM HDに記録されている「UDON」の監督インタビュー映像を編集する実演が行われていた。

カノープス

カノープス
▲同じくTHOMSON社傘下のgrass valleyとの共同出展だった

THOMSON社の傘下に入ったカノープスは同じくTHOMSON社の傘下のgrass valleyとの共同で出展していた。HD-SDIとHDV(MPEG2-TS)を相互に変換できるコンバーターADVC-HDM1や、HDV対応のノンリニア編集ソフト「EDIUS Pro」などが展示されていた。外国人の説明員が多くおり、THOMSON傘下になったことを印象付けていた。

Panasonic

Panasonic
▲P2HDを前面に押し出すPanasonicブース

DVCPRO HDをひっさげ、放送用VTRの世界でソニーと張り合うPanasonicのブースではP2カードを記録に使うP2HDを前面に押し出す展示を行っていた。また、P2HDのカムコーダー AG-HVX200を紹介するDVD-Videoを配布していた。

キヤノン

キヤノン
▲HDVカメラなどを展示するキヤノンブース

キヤノンブースでは10月に発売されたばかりのHDVカメラ XH G1などが展示されていた。他にスタジオカメラ用箱レンズなども来場者が実際に操作できる状態で展示されていた。