Windows用アプリケーション「MSX VIEWer」をウェブアプリケーション化しました。
バージョン1.0.0(ビルド201611201410)を公開します。
Web版の他、iOS版、Android版、Windows版(32ビット)があります。
iOS版(iPhone / iPad)はこちら。 | Android版はこちら。 |
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Windows版はこちら。 |
表示例
Windows版バージョン1.10のBASICプログラム表示機能との主な違い
- HTML5に対応したブラウザがあれば、機種やOSを問わずに利用可能。
⇒ 資料 – 対応状況 を参照 - Unicodeに対応した、MSXの内蔵フォント風Webフォントを用意することで、MSXの内蔵フォントを再現しながら、他のアプリケーションにコピー・ペーストしたときに内容をできるだけ維持するようにしました。
⇒ 資料 – 収録文字一覧 を参照 - Windows版では簡易的な対応だった、海外向けMSXについても、英語圏向けMSXには正式に対応しました。ブラウザの言語設定によって、メニューなどの画面表示が自動で変わるほか、手動で日英の文字セットを切り替えることができます。
使い方
https://www.minagi.jp/apps/mbv/にアクセスします。
右上の矢印アイコン()をクリック(タップ)すると、ファイルの開き方を選択するダイアログが表示されます。
「この端末上のファイル」(Open file on this device)を選択すると、各環境のファイル選択画面が表示されますので、開きたいファイルを選択してください。
「URLを指定」(Specify URL)を選択すると、URLを入力するダイアログが表示されますので、URLを入力して、OKボタンをクリックしてください。
⇒その他 – セキュリティ上の制限事項を参照。
PCなどドラッグ・アンド・ドロップ操作に対応している環境では、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップして開くこともできます。
歯車のアイコン()をクリックすると、設定画面が表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
国 Country |
文字セットを指定します。ブラウザの言語設定とは連動しません。
デフォルト値は「日本」(Japan)です。 |
エンコード Encode |
ASCIIを選択すると、MSXの内蔵フォントを再現したフォントで表示します。シフトJISを選択すると、SHIFT JISコードとして解釈します。【国】の設定値は無視されます。
デフォルト値は「ASCII」です。 |
文字サイズ Font size |
表示する文字サイズを指定します。単位はポイントで、1~72の範囲で指定できます。
デフォルト値は12です。 |
文字色 Text color |
文字の色を指定します。MSX標準パレット(カラーコード0~15)から選択できます。 本来カラーコード0(画面のカラーピッカーの左上)は透明色であり、背景色と同じ色を意味します(そのため、文字が見えなくなる)が、MSX BASIC Viewerにおいては、黒色(カラーコード1と同じ)として扱います。デフォルト値は15です。 |
背景色 Background color |
背景の色を指定します。MSX標準パレット(カラーコード0~15)から選択できます。 本来カラーコード0(画面のカラーピッカーの左上)は透明色であり、周辺色と同じ色を意味しますが、MSX BASIC Viewerにおいては、黒色(カラーコード1と同じ)として扱います。デフォルト値は4です。 |
設定を消去 Erase settings |
設定内容は変更するたびに自動的に保存されます。
この項目を選択すると保存された設定を消去し、デフォルトに戻します。 |
右上の家のアイコン()をクリックするとトップ画面に直接移動できます。
MSX BASIC ViewerはURLでパラメータを受け取ることができます。
URLパラメータが指定された場合、保存されている設定よりもURLパラメータが優先されます。
項目 | 説明 |
---|---|
platform= | ルック・アンド・フィールを指定します。「ios」(iOS風)、「android」(Android風)を指定できます。指定しない場合は自動で判別します。 |
language= | 表示言語を指定します。「ja」(日本語)、「en」(英語)を指定できます。指定しない場合は自動で判別します。設定画面の【国】とは連動しません。 |
basic_url= | 開きたいBASICプログラムのファイルをURLで指定します。 |
country= | 設定画面の【国】を指定します。「JP」(日本)、「US」(アメリカ)を指定できます。 |
encode= | 設定画面の【エンコード】を指定します。「ASCII」、「SHIFTJIS」(シフトJIS)を指定できます。 |
fontsize= | 設定画面の【文字サイズ】を指定します。単位はポイントで、1~72の範囲で指定できます。 |
textcolor= | 設定画面の【文字色】を指定します。MSX標準パレット(カラーコード0~15)から選択できます。 |
backgroundcolor= | 設定画面の【背景色】を指定します。MSX標準パレット(カラーコード0~15)から選択できます。 |
titlebar= | タイトルバーを表示するかを指定します。「yes」(表示)、「no」(非表示)を指定できます。 「no」を指定した場合、ユーザーによる操作ができなくなるため、「basic_url=」パラメータと併用する必要があります。 |
debug= | デバッグモードを指定します。「on」(デバッグモード有効)、「off」(デバッグモード無効)を指定できます。 デバッグモードを有効にした場合、ブラウザのコンソールにデバッグ情報が出力されます。 |
その他
- セキュリティ上の制限事項
URL指定による読み込みは、XMLHttpRequestを使用しているため、サーバー側の設定によっては、正しいURLを指定してもエラーとなる場合があります。例えば、Apache系のサーバーであれば、.htaccessファイルに、
<IfModule mod_headers.c> Header set Access-Control-Allow-Origin: "*" </IfModule>
の記述が必要です。
なお、Windows版バージョン1.10で統合されていた、BSAVE形式の画像表示機能は別のウェブアプリケーションとして公開予定です。
【2019.12.30】BSAVE形式の画像に加え、COPY命令で保存された画像の表示にも対応したWebアプリケーション「MSX Graphic Viewer」を公開しました。
- 資料
動作確認済み環境 Chrome 54以上(Windows版) Firefox 24以上(Windows版) Opera 41以上(Windows版) Edge 38以上(Windows版) Safari 10以上(Mac OS X版) Android 4.4以上のブラウザ iOS 9.3.5以上のSafari Windows 10 Mobile以上のEdge
非対応確認済み環境 Internet Explorer(Windows版) Android 4.2.2以下のブラウザ
♦収録文字一覧(MSX like font characters) 日本語(Japanese) 英語(English)
♦制限事項
国に「アメリカ」(America)を指定した場合、以下の文字を使用しているプログラムを他のアプリにペーストすると文字化けを起こします。
文字 | コード |
---|---|
&H7F | |
&HBB | |
&HC1 | |
&HC3 | |
&HC4 | |
&HC5 | |
&HC6 | |
&HC7 | |
&HC8 | |
&HC9 | |
&HCA | |
&HD1 | |
&HD2 | |
&HD3 | |
&HD4 | |
&HD5 | |
&HD6 | |
&H1 + &H50 | |
&H1 + &H5F |

