CEATEC JAPAN 2006 レポート


(2006/10/07)
CEATEC JAPANCEATEC = Combined Exhibition of Advanced Technologies(最先端IT・エレクトロニクス総合展)

2006年10月3日~7日

千葉・幕張メッセ にて

SED

京葉線
▲先日、電気設備の火災で長時間運休した京葉線はこの日も少し遅れていた。

昨年の36V型から55V型と大きくなったが、昨年はステージ・暗所展示・明所展示の3カ所あったのに対して、今回はステージのみで外からはまったく見えず、整理券がなければ中に入れないようになっているなど、展示の内容としてはむしろ後退していたようにさえ感じられた。また、中は昨年と違って撮影禁止になっており、そこまでして見せ渋る意味が分からない。むしろ他社から「どうせSEDは発売されない」と揶揄されているのを跳ね返すためにももっともったいぶらずに見せるべきだ。近くでシャープが会場端からでも見えるほどに亀山産の液晶テレビを大々的に展示していたのとはあまりに対照的で、かえってSEDの実用化・製品化がまだまだ遠いことを印象づける結果となった。

また、ステージ横で古典芸能の乙女文楽を実演しそれをキヤノンの業務用HDVカメラXL H1で撮影したものをそのまま映す、というデモを行っていたが、現場にはカメラが1台しかないにも関わらず、SEDに映された映像では引きの映像と寄りの映像が瞬時に切り替わるのだ。あらかじめ2台のカメラで撮影し編集しておいた映像を映しているのは明らかだ。カメラのHD-SDI出力端子にはケーブルが接続されていたが、あのケーブルはいったいどこにつながっていたのだろう。ちなみに、カメラマンが座っている席には「演出用カメラ席」と書かれていた。

スーパーハイビジョン

レストランの窓から
▲幕張メッセ内のレストランより会場入り口方面をのぞむ

20~30年後の家庭への普及を目指して開発が行われている次世代HDTVで、解像度は7680×4320ピクセル。すでに博物館など業務用途の導入実績があるという。スーパーハイビジョンシアターでは300インチのスクリーンに22.2chの音声の約6分間の映像が上映された。後で説明員に聞いた話によると今回上映したものは解像度がフルスペックではないそうだが、それでも無圧縮であるため容量は1テラバイトを超えるという。当然、収録・編集・上映とも記憶媒体はHDDで、現場での収録時はHDDの容量が限られるため、少し撮影してはテープに逃がしてHDDを空けてまた撮影、といったことを繰り返すのだそうだ。

ムラタセイサク君

ムラタセイサク君
▲不倒停止するムラタセイサク君

村田製作所の自転車型ロボット。姿勢制御装置により自転車なのに静止した状態でも倒れずに立っていることができる(これを不倒停止と呼ぶ)。昨年の直線平均台走行にかえて、今年は坂道登坂、切り返しなしのバックでの車庫入れ(ムラタセイサク君の自転車はバックもできる)、携帯電話からのリモート操作での動作、Bluetoothによる内蔵スピーカからの音楽再生、S字カーブ平均台走行を披露した。

【動画】ムラタセイサク君

PLC(電力線通信)

PLC-J
▲PLC-J 高速電力線通信協議会のブース

この1年で大きな進展があったのが、昨年WPC EXPO 2005にも出展していたPLC(電力線通信)だ。法令が改正され製品が発売できるようになった。すでにADSLやFTTHが普及している日本においてどのくらい普及の余地があるのか未知数の部分もあるが、今後に期待したいところだ。

KFE JAPAN

KFE JAPANブース
▲ムービーカメラなどの製品が展示されていた。現物を直接見るのは筆者も初めてだった。

本サイトでもたびたび取り上げている低価格ムービーカメラ市場に参入したKFE JAPANのブースでは、製品の展示をしていた。この種の製品は近年ではほとんど店頭に並ばないため筆者も現物を直接見て手に取るのは今回が初めてだった。印象としては予想していたより小さく(特にDV508)、また質感も高かった。説明員によればこのクラスの製品の店頭流通は難しくネット通販のみにならざるを得ないという。「(このクラスの製品では動きの激しい)運動会は撮れませんからね。」との言葉に、「でも(動きがあまり激しくない)入学式くらいなら撮れますよね。」と筆者の方がフォローしたほどだった。

【リンク】CEATEC JAPANのウェブサイト
http://www.ceatec.com/

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CEATEC JAPAN 2005レポート