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MSX VIEWer開発裏話(04)

連載目次

記述内容はすべて当時のものです。

プログラムを作るにあたって、どのプラットフォームや開発ツールを使うか、ということになるわけですが、現時点で私が選択可能だったのは、

・Delphi
・Visual C++
・Java

などでしたが、今回は開発や配布の手間を考えてDelphiを使ってWindowsネイティブアプリケーションとすることにしました。

Visual C++は手元にあるのがバージョン4.0とずいぶん古いものであること、MFC(Visual C++で開発する上で使うことになるマイクロソフト製クラスライブラリ)の知識があまり無いので開発の負荷が大きいのでパス。

Javaはアプレット(ウェブブラウザの中で実行)ではローカルファイルへのアクセスに難があること、MS vs Sunの一連の争いのおかげで、作ったプログラムの互換性にも神経質にならざるを得ないこと、またアプリケーション(単体で実行)の場合、Visual Basicで作ったソフト同様、配布の負担(=ランタイムライブラリを配布しておかなければならない)が大きいことからパス。

Delphiの場合、ランタイムライブラリがなくても単体で実行できる実行ファイルを作成できるので配布やインストールが楽なのがいいところです。逆に、ランタイムライブラリにあたるものを全部実行ファイルに埋め込む形になるので、実行ファイルが巨大になるのがデメリットですが、これはメリットと表裏一体です。

というわけで、Delphi(言語としてはObject Pascal)での開発が始まりました。

つづく。

(05/23/2004 12:24:48 AM)

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