T-bao Tbook Airレビュー


【2017.9.24加筆しました】
【2017.8.13加筆しました】
ウィンタブ
さんのサイトを見て、最近Jumperという中華ノートPCが日本でも人気を集めていることを知り、さらに読み進めていたら、後発のT-bao(漢字表記では「天宝」)というメーカーから「Tbook Air」という薄型ノートPCが発売されたとのことだったので、購入しレビューする。

注文前から到着まで

注文前から商品が到着するまでを時系列順に並べると、

日時 内容
2017/6/19 商品ページの「Options」に「Silver」「Gold」と「Silver Type C」「Gold Type C」があったため、その違いは何かを質問。
2017/06/20 10:36 「T-bao Tbook Airには2つのバージョンがあり、1つは3in1 Converter Hubが付属し、もう1つは付属しない」とのメールが届く。このときには商品ページの表記が「Silver with 3in1 Converter Hub」「Gold with 3in1 Converter Hub」に修正されていた。
2017/06/20 23:50ごろ ウェブサイトで「Silver with 3in1 Converter Hub」を注文した。支払いはPayPalを使用した。
2017/06/20 23:58 注文受付メールが届く。
2017/06/21 サイトの注文履歴を見たところ、配送先住所が日本語になっていたため、英語表記に修正。これは、PayPalに登録してある住所がそのまま伝わったとみられる。PayPalには英語表記の住所も登録してあったのだが、うまく言語が選択されなかった模様。
2017/06/21 20:29 注文の処理が始まり、3~5日で発送される予定であること、英語表記の住所を教えてほしい、という内容のメールが届く。
2017/06/21 21:14 改めて、英語表記の住所をメールで連絡した。
2017/06/22 16:24 すでに英語表記の住所情報を受け取っている旨のメールが届く。
2017/06/27 16:08 商品をEMS(国際スピード郵便)で発送したとのメールが届く。追跡番号と荷物追跡用サイトとして中国サイトのURLが書かれていたが、このサイトで検索しても追跡できず。番号が通知されてから追跡可能になるまでにタイムラグがあるのはよくあることなので、しばらく待つことに。
2017/06/28 相変わらず追跡できない。ここで、追跡番号をよく見ると、末尾が「SG」となっていることに気づいた。EMSの追跡番号の末尾2文字は発送国を表しており、「SG」はシンガポールのはずなので、Singapore Postのサイトにアクセスして検索すると見つけることができた。

以下、Singapore Postでの追跡内容。同サイトでの表示は時系列の降順(新しい順)であるが、ここでは昇順(古い順)に記述している。また、途中から同じ行が2行ずつ表示されるようになったが、ここでは重複を排除している。

Date Short Description Location
2017/06/28 11:15 Notification of shipment confirmation SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/05 15:40 Depart from Overseas Processing Facility SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/07 23:53 Received at Air Transit Centre SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/07 23:53 Handed over to Airline SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/08 21:42 Received at Destination Processing Facility SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/09 04:30 Held by Customs at Destination SPEEDPOST SERVICE CENTRE
2017/07/10 02:24 Received at Destination Processing Facility SPEEDPOST SERVICE CENTRE

7月7日ごろには、日本郵便の追跡サイトでも追跡可能となった。以下、その内容。

状態発生日(海外で発生した場合は現地時間) 配送履歴 詳細 取扱局 県名・国名
2017/07/05 09:51 引受 SINGAPORE
2017/07/05 10:01 国際交換局に到着 SINGAPORE EM SINGAPORE
2017/07/06 15:40 国際交換局から発送 SINGAPORE 02 SINGAPORE
2017/07/08 21:42 国際交換局に到着 東京国際郵便局 東京都
2017/07/09 04:30 通関手続中 東京国際郵便局 東京都
2017/07/09 09:38 国際交換局から発送 東京国際郵便局 東京都
2017/07/10 02:24 到着 (地元の郵便局) 東京都
2017/07/10 08:32 お届け済み (地元の郵便局) 東京都

注文から約20日で商品が届いた。商品ページには「Shipping: in 2-7 business days;」とあるので、まぁ、その通り(注文から発送まで7日間)だったわけだ。発送されてから到着するまでが長かったわけだが。

外観チェック

商品が届いたところで、まずは外観をチェックしてみよう。

届いた時の状態。DHLの文字も見えるが、EMSである。
袋の中身。発泡フォームでくるまれていた。

商品は段ボール箱ではなく、ビニールの袋に包まれた状態で届いた。袋を開けると、エアキャップ(いわゆるプチプチ)ではなく、発泡フォームでくるまれていた。

箱裏面のラベル
商品外箱。(薄)。

いよいよ商品とご対面である。どこかで見たことがあるようなデザインの気もするが、気のせいだろう。たぶん。

 

 

箱いっぱいの大きさの本体。
付属品

箱を開けると箱いっぱいのサイズの本体が現れた。本体を取り出すと、USBケーブル(C⇔C、C⇔A)、ACアダプタ(日本のコンセントにささるタイプ)が付属していた。

キーボードは一般的なUS配列

キーボードは一般的なUS配列である。写真ではわかりづらいが、タッチパッド左上に約1cm四方の指紋センサーが付いている。また、画面には液晶保護フィルムが貼られていた。

欠品をめぐるやり取り

上述の通り「Silver with 3in1 Converter Hub」をしたわけだが、この「3in1 Converter Hub」とは、本体のUSB Type-C端子をUSB Type-C(給電用)、HDMI出力、USB Standard-A端子に分ける、いわゆる「多機能ハブ」と呼ばれるもので、別に本機専用品ではなく、同様の製品は店頭でも入手可能ではあるのだが、付属しない場合との差額が6,000円程度だったので、一緒に注文した。

ところが、である。付属品は上記の写真の通り。どこを見ても3in1 Converter Hubらしきものは見当たらない。そして、新たなやり取りが始まった。(実際のやり取りは全部英語)

日時 内容
2017/07/10 20:18 3in1 Converter Hubが付属していないので送ってほしい、というメールを送信。
2017/07/11 16:18 到着した商品の写真を送ってほしいとのメールが届く。
2017/07/11 23:35 届いた商品一式の写真(本稿執筆のために撮影しておいたもの)をメールで送信。
2017/07/12 18:06 確認した結果、あなたは3in1 Converter Hubを購入していない、という内容のメールが届く。
2017/07/12 22:42 注文内容を示したPDFファイルを添付し、購入済みであることを説明するメールを送信。
2017/07/13 16:58 商品詳細のURLを貼り付けたうえで、3in1 Converter Hubはない、という内容のメールが届く。(そのURLにアクセスすると、「Silver with 3in1 Converter Hub」のページが表示された)
2017/07/13 20:20 このままでは埒が明かないと考え、これまたウィンタブさんの記事を参考に、PayPalの問題解決センターに通報し、そのことをショップ側にもメールで通告。
2017/07/14 13:02 誤りを謝罪し、3in1 Converter Hubを発送する、という内容のメールが届く。

【2017.8.13加筆】
しかし、その後も一向に届かないため、PayPalによる仲裁に移ることになった。(以後のやり取りは日本語)

日付 内容
2017/7/29から
2017/7/31にかけて
PayPalから、「2017/8/2までに解決しない場合はこのケースをクレームに切り替えるように」とのメールが届く。
2017/7/31 22:20 ケースのクレームへの切り替えを行った。商品の一部が届かないことを記載し、売り手が商品を引き渡せない場合は、3in1 Converter Hubの有無の差額に相当する6,000円の返金を希望することも記載した。
2017/8/9 11:19 クレジットカードに6,000円を返金するとのメールが届く。
2017/8/9 クレジットカードの明細に、PayPalから6,000円が返金されていることを確認した。

返金されたことにより、最終的にTbook Airに関する費用は以下の通りとなった。

本体 30,871円
送料 3,027円
合計 33,898円

結局、3in1 Converter Hubは手に入らなかったので、同様の製品を探し、エレコムの「DST-C02BK」を購入した。6,000円にはおさまらなかったが、この製品にはEthernet(有線LAN)も付いているので、よしとした。他に、アイ・オー・データの「US3C-UERGB/H」も検討したのだが、こちらの製品は給電用の端子がなく、Tbook Airのように、給電兼用のUSB Type-C端子が1つしか付いていない機種では給電しながらの使用ができないため購入を見送った。

回復ドライブの作成とWindowsの日本語化

3in1 Converter Hubはとりあえず、後回しにして、本体の初期設定を進めることにした。本機にプリインストールされているのはWindows 10 Home(64ビット版)である。通常、Windows 10がプリインストールされたPCの初回起動時には初期設定の画面が表示されるのだが、本機は起動すると、「T-bao」というローカルユーザーで自動でサインインした。中華ノートPCではよくあることらしい。

本機にはリカバリメディアなどは一切付属しないので、何よりもまず回復ドライブの作成である。あらかじめ用意しておいた16GBのUSBメモリを使用して回復ドライブを作成した。

(数時間後、)無事回復ドライブが作成できたので、続けてWindowsの日本語化を行った。日本語化のためには、フォントなどのデータをダウンロードする必要があるため、あらかじめネットワークの設定を済ませて、インターネットにアクセス可能な状態にしてから行った。

ヒンジがきしむ

こちらの映像をご覧いただきたい。

結構大きな音がするので、図書館や喫茶店など、静かな場所で使用する際は注意が必要かもしれない。

実は180度開閉可能だった

180度開いたところ

【2017.9.24加筆】液晶パネルは上記の映像の角度までしか開かないものと思っていた。しかし、ある時勢い余って液晶パネルを強く押してしまった。すると、バキッという音とともに液晶パネルが180度開いた。壊してしまったと思ったが、その後確認してみるとどこも破損した様子もなく、また、液晶パネルが自重で動いてしまうこともなく今まで通り使えている。どうも、本来は180度まで開く構造なのに、今まで何かが引っ掛かっていたため十分に開けなかったようだ。

画面は1920×1073ドット

しばらく使用していて気づいたのだが、このPC、よく見ると画面上端部が欠けている。テストパターンを作って表示させ、何ドット欠けているのか数えたところ、上端7ドットが欠けていることが分かった。とりあえず、タスクバーを上端に表示させることで、アプリケーションのウィンドウ上端が欠けないようにしている。ベゼルと液晶パネルの位置が不整合で上端部が隠れてしまっているのか、本当に解像度が足りないのかは今のところ不明。

ACアダプタはiPad用で代用

本機にはUSB Type-CのACアダプタが添付しており、刻印を見ると、

INPUT: 100~240V、50~60Hz、0.6A
OUTPUT: 5V/3A、9V/2A、12V/2A

となっている。複数の電圧/電流の組み合わせがあることから、USB PD(Power Delivery)対応のものとみられる。日本のACコンセントにささるとはいえ、プラグ先端に穴があいていないもので、PSEマークもないようだったので、アップルの29W USB-C Power Adapter(MJ262J/A)(この製品もUSB PD対応)で代用している。ちなみに、スマートフォン用の5V/3AのUSB Type-C充電器では電力が追い付かず、充電していてもどんどんバッテリーが減っていってしまった。

インテル入ってる、技適ついてる

裏蓋を開けたところ
リチウムポリマー電池

底面と側面との間に一部隙間が見られたので、底板を外してみた。すると、4020mAhのリチウムポリマー電池とIntelの3165D2Wというワイヤレスネットワークアダプタが見えた。

インテル製無線モジュール

3165D2WにはFCC-IDなどと並んで日本の技適マークも付いていた。

その他

本機が入るサイズのクッションケースがなかったため、買いに行こうと思いつつ、しばらくの間そのまま鞄に入れて持ち歩いていたのだが、クッションケースを買いに行く前に底面に傷がついてしまっていた。